こんにちは、ツバキです。
朝が冷え込み過ぎて、動きが緩慢になっている今日このごろです。
よく散歩に利用している公園に不思議な花があります。
和名を「七変化」というのですが、訪れるたびに花色が変わるんです。
< 目次 >
とても気になっている花で、何という名前か知らなかったため調べてみて、納得のできる名前だと思いました。
花の名前はランタナ その特徴と名前の由来
ランタナ クマツヅラ科 シチヘンゲ(七変化)属 11月25日撮影
ランタナは、初夏から秋にかけて花を咲かせ続けると言われている、半耐寒性で常緑の小低木になります。
*半耐寒性とは
園芸における植物の区分の1つである。半耐寒性の基準は様々であるが、一般に3〜5℃の低温には耐えるものの、0℃以下の環境、特に霜を伴う条件下では枯死するものを指す。
開花時期は5~10月頃のようなのですけど、利用している公園では、11月下旬になっても綺麗な花を咲かせていました。
夏ほどには沢山でないにしても、色鮮やかです。
この日は赤色が多く目立ち、その中に黄色が混ざっています。
また、近くにはコバノランタナも咲いていました。(後ほど紹介あり)
ランタナの和名は「七変化」と言うらしく、その名の通り咲き進むにつれ花色を変化させるのが特徴のようです。
ランタナには、赤・黄色、アレンジ、白、ピンクなど花色が豊富にあり、見る人を楽しませてくれます。
真夏の暑さに強く、次から次へと花を咲かせ続けられますが、冬の寒さには弱いらしく5℃以下になる地域では、地植えの冬越は厳しいとなっていました。
公園はほとんどが地植えなのですが、これはこれで大丈夫と言うことなのでしょうね?
真夏の暑い時期、元気に鮮やかな花を咲かせているのを見て、不思議に思ったことが解決しました。
今季はじっくり観察してみたいと思います。
8月13日撮影
訪れるたびに花色が変化するので、別種が混ざっているのかと思っていたんです。
和名の「七変化」は納得できる名前ですね。^^
ランタナの名前の由来は、諸説ありラテン語の「曲げる」という意味の「lentare」からきているという説が有力のようです。
和名の「七変化」は、ランタナ(カマラ種)の花が咲くに連れ、花色が変化するさまから名付けられたとされています。
あまり手入れがなされていないように見受けられますが、人手が足りていないようなので、これも致し方ないのかもですね。
でも、とても綺麗な花を咲かせているので、丈夫な植物(花)なのかも知れません。
しかし、注意しなくてはならないことがあります。
11月25日撮影
ランタナは、花が終わると沢山の果実を付けます。
花後にできる果実は熟すと黒くなりますが、その種子にはランタニンと呼ばれる有毒物質が含まれているのです。
食べると下痢や呼吸困難、最悪の場合死に至ることもあると。
実は肉質ですが、液汁が多いため手で触らないよう要注意です!
調べて初めて知ったのですが、触らなくて良かったと胸をなでおろしました。
ランタナに良く似たコバノランタナの特徴
コバノランタナ クマツヅラ科ランタナ属
ランタナと同じ場所で育っているため、同じ種類と思って見ていました。
でもそれは、ランタナより小さな葉っぱをして横に広がっています。
そして花が落ちた後は果実が見当たらなかったのです。
そこに咲いていた花の色は紫だけだたように思います。
コバノランタナは、ランタナを小ぶりにしたような花が、地面一面に咲く匍匐性の低木です。
葉も小さく、花落ち後は果実はありません。
花色は単色、紫や黄色が多い、他には白やピンクなどあるが、最近では複色も見られるとか。
ランタナよりも耐寒、耐暑に優れ病害虫にも強いようです。
繁殖力も旺盛なので、沢山の花が咲くため長く楽しめますよ。
「七変化」という名前の花と分かって、見る目が違ってきました。
今まで以上に楽しめそうです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。