こんにちは、ツバキです。
お彼岸が近づくと、彼岸花が田んぼの畦に咲き始めます。
今年の彼岸入りは9月20日、中日は9月23日の「秋分の日」、26日が彼岸明けになります。
仏教行事では、この期間中ご先祖様のご供養をし感謝の気持ちを伝えるとされています。
ところで、秋彼岸の時期に「彼岸花」が咲くのはどんな関係があるのでしょう。
ちょっと興味ないですか?🤗
彼岸花はなぜお彼岸の時期に咲くのか
彼岸花(曼珠沙華) ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草
彼岸花と言えば、真っ赤な花と葉のない真っ直ぐな茎が印象的です。
田んぼの畦や道端に生え、その美しさに目を留めることもありますよね。
彼岸花の色には、赤だけでなく白や黄色もありますが、赤が主流です。
開花の時期は、季節が夏から秋に移り変わるころ一斉に花を咲かせます。
彼岸花は他の花と少し違って、花が咲き終わってから厚みのある何重にも重なった葉が出ます。
葉は花が枯れてから伸び始めますので、花と葉の両方を楽しむのはできません。
変わった特徴ですよね。^^
彼岸花は、ゆりの根や玉ねぎに似た球根で、鱗茎(りんけい)と呼ばれる形状になっています。
葉が見られるのは10月下旬頃~3月下旬頃で、その間球根は葉から栄養分を蓄えます。
葉の形状は、ニラやアサツキによく似ています。
春から夏は葉も枯れて休眠期間になります。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、彼岸花は暑い夏が終わる頃一気に成長して花を咲かせます。
9月に入ると彼岸花を見かけるようになるのは、丁度お彼岸の時期と重なるからなのですね。
花にはそれぞれの特徴があり、花を咲かせる時期にも違いがありますよね。
たまたま、彼岸花の開花時期がお彼岸と重なっていると思えば、「なるほど!」となるのではないでしょうか。
地域によっては開花に時期が違うこともありますし、北海道には野生の彼岸花はないと聞きました。(寒さに耐えることが出来ないため)
彼岸花の葉は、ニラやアサツキに似ていると言いましたが、毒のある植物です。
お彼岸だからといって、仏壇には供えないでくださいね。
彼岸花を仏壇に供えてはダメな理由
彼岸花の名の由来は、お彼岸の頃に咲くのでその名が付けられたようです。
別名曼珠沙華(マンジュシャゲ)と呼ばれ、梵語(サンスクリット語)で「天上の花」という意味を持っています。
天上の花とは、「おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天から降ってくる」という仏教の経典のなかにあるとか。
彼岸花は仏教と深い関係があるそうです。
お墓の傍に彼岸花が咲いているの見たことはありませんか?
昔は土葬が多かったので、お墓の周りに彼岸花を植えネズミやモグラから遺体が食い荒らされるのを防ぐためのようでした。
これはこれで意外なことでした。モグラが遺体を食べるなんて・・・💦
今は土葬での葬儀は殆ど見られなくなりましたけど、地域によってはまだ行っているところもあるようです。
では、なぜ仏壇に供えてはダメなのでしょか?
彼岸花には毒がありますから、毒のある植物を仏壇に供えることは、仏様に毒を盛ることになるからです。
害獣駆除のために植えられた彼岸花、仏様を冒涜する様な行為はしちゃダメですよね。
それと同じ様に、田んぼの畦に多いのも農作物を守るためなんです。
彼岸花は地方によって呼び名が違っていますし、よく聞く別名もあります。
例えば、幽霊花、死人花、墓花、毒花、じゅずばな、狐花・・・などあまり良い印象のものではないですね。
不吉な呼び名ばかりで印象は悪いですが、花言葉は前向きでポジティブな印象の様な気がします。
花の色も、赤、白、黄色と3色あります。
興味のある方はググって見てねー^^
彼岸花がお彼岸の時期に咲くのには、春が休眠時期や気温などの関係で、目覚める時期がお彼岸と重なるということですね。
彼岸花に毒があることは知っていても、まさかお墓の遺体を守っていたとは知らなかったです。
彼岸花の意外な真実や謎な部分はまだまだありそうです。
今日は、お彼岸の中日です。
ご先祖様に感謝の心を伝えましょう。🙏
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。