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死亡後の手続きには期限がある?内容のリストと流れ

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こんにちは、ツバキです

 

身内が亡くなり火葬、納骨が終わってもやらなくてはならない手続きがたくさんありますよね。

 

私自身、火葬するまでの流れについては、少し理解できたように思います。

 

次に、遺族が火葬後やらなくてはならない手続きも知っておく必要があると思ったので、どんなものがあるのか調べておくことにしました。

 

調べてみてたくさんあることが分かり、その中から、必ずやらなくてはならない手続きをリストアップしました。

 

何処から始めたら良いのか迷うかもしれませんが、期限が定められている手続きから始めるのが良いようです。

 

火葬のみだからとか立派なお葬儀をしたからとかに関わらず、やらなくてはならない手続きはいずれも同じようです。

 
ここでは、身内に起こった不自然死(孤独死による検案事情)に基づき作成しましたので、異なることが多いかもしれません。

 

内情についてはこちらをご参照ください。

 

目次

 

死亡後1~2週間以内に行うと良い公的手続き

 

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不自然死(孤独死)で警察の検案を受けた場合、お葬儀をしたくても遺体がない、火葬をしなくては手続きもできない状況にあります。

 

検案の場合でも、遺体が帰ってきて火葬を済ませたら直ちに公的手続きをすることは同じなので、慌てづ期限内に手続きを行うことになります。

 

遺体が帰ってくる時期には違いがあり、数日から一ヶ月前後かかることもあるので、手続きについては帰ってきてからで良いようです。


1:死亡診断書、死亡届、火葬許可書、埋葬許可書(火葬前に行う手続き)

(*1週間以内に手続きをし、死亡診断書は数枚コピーをしておくと良い。)


2:年金受給権者死亡届(報告書)(死亡後14日以内)

 ・国民年金(14日以内)、厚生年金(10日以内)

 ・故人の年金証書

 ・死亡診断書、戸籍抄本、印鑑など(死亡の事実が明らかになる書類)

 

*マイナンバーが日本年金機構に登録されていれば、手続きは必要ないようです。

 

3:国民健康保険資格喪失届(死亡後14日以内)

 ・被保険者証と被扶養者証 

 ・後期高齢者医療保険資格喪失届

   ・死亡診断書、戸籍抄本、印鑑など

 

4:住民票の抹消(世帯主変更届)(死亡後14日以内)

 ・届出人の確認書類(運転免許書)

 ・届出人の印鑑

 

 *死亡届と同時に行うこともある。

 

5:介護保険資格喪失届(死亡後14日以内)

 ・介護被保険者証

 ・印鑑や本人確認書類、マイナンバーが必要になることも

 

*当てはまる年齢や要支援・要介護の認定を受けていなければ、手続き不要です。

 

 

 1・3・4・5は市区町村役所で全て済ませることが出来ます。

 

ただし、1については火葬前に行う手続きになりますので、2以降は火葬が済んでからということになります。

 

2の年金に関しては年金事務所か年金相談センターになるので、手続きに必要なものを揃えてそれぞれの窓口に提出するようです。

 

実際にやってみないと分からない部分ってありますよね。

 

火葬が済んだら納骨もしなくてはなりませんし、お墓のことも考えなくてはなりません。

 

そんな中、故人の身の回りの整理をしなくてはならないのですから、精神的にも大変なことだと思います。

 

次に挙げる手続きは、少し余裕を持って出来ることではないでしょうか?

 

それでも、何処に何があるのか分からない場合もあります、特に独り暮らしの故人の日常生活は分からないこともあり、時間がかかり面倒かもしれませんね。

 

 

期限はないけど早めに解約・変更を行うと良い手続き

 

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故人と生計を同じくしている家族では、解約する必要のないものもあります。

 

しかし、故人名義になっていて変更しなければならない手続きもありますので、確認が必要となります。


1:光熱費(電気、ガス、水道)停止手続き

 ・残された家族がある場合は、続けて使用することになりますので、名義変更をしなくてはなりません。

 

*独り暮らしの場合は、今後使用することはないので解約手続きになります。

 

2:電話・携帯通信機器の解約

 ・NTTの固定電話の解約

 ・携帯電話の解約は販売ショップに携帯電話と書類を持参

  葬儀の案内状か死亡診断書など死亡の事実が確認できる書類

 ・インターネット(回線、プロバイダ)の解約は、電話かメールで確認

 

 *独り暮らしの場合は、今後使用することはないので解約手続きになります。

 

3:NHKの解約

 ・最寄りの支店に電話にて死亡したことを伝えるだけで、受信料の停止手続きが受理されるようです。

 

 *独り暮らしの場合は、今後使用することはないので解約手続きになります。

 

4:預金口座(銀行、郵便)の解約及び名義変更

 ・故人の預金通帳 

 ・死亡診断書(遺体検案書)、除籍謄本

 ・振込先通帳

 

*必要な書類については金融機関に問い合わせをしましょう。

 

5:クレジットカードの利用停止・解約

 ・故人の住所、氏名、生年月日、死亡日、カード番号、銀行口座などを手元に準備する。

 

*電話番号はカードの裏に記載されているので、契約者が死亡したことを伝えると解約することが出来るようです。

  

 6:生命保険契約解除及び支払い(請求)手続き(死亡後の3年以内)

 ・保険会社に契約者が死亡したことを伝え、解約と死亡保険金請求についての確認をします。(後日書類が送られてくる)

 ・保険証券

 ・保険料領収書(最近のもの)

 ・死亡診断書(遺体検案書)のコピー

 ・受取人の本人確認書類のコピー、印鑑証明?(運転免許証など)

 ・交通事故死の場合、交通事故証明書

 

*生命保険の他に、火災保険などもあると思います。名義変更などが必要になると思いますので確認しましょう。

 

7:運転免許証の返納

 ・故人の運転免許証

 ・死亡診断書(遺体検案書)

 ・届出人の本人の確認書類、印鑑

 

*免許保有者が死亡した場合、更新されることはないため、遺族側としての返納の義務はありません。

 

*返納の義務はないにしろ、悪用される可能性を考えるとやはり返納手続きをしたほうが良いかもしれませんね。

 

8:パスポートの返納

 ・故人のパスポート

 ・死亡診断書(遺体検案書)

 ・届出人の本人の確認書類

 

*有効期間満了日が過ぎているパスポートに関しては、返納届の提出は不要となっているようです。

 

9:雇用保険受給者証の返還(死亡後1ヶ月)

 ・受給資格者証

 ・死亡診断書(遺体検案書)

 ・住民票など

 

*1ヶ月という期限はありますが、故人が雇用保険を受給している場合、ハローワークにて行います。

 

上記は、日常の生活をする上で誰しもが利用しているとても重要な部分ではないでしょうか。

 

独り暮らしの場合は、今後使用することはないので期限のあるなしに限らず、早いうちに済ませたほうが良い解約・変更手続きと思われます。

 

どんな状況にあっても利用される内容なので、自分に置き換えて考えると意外と分かりやすかったです。

 

もちろん故人の状況によってはこれが全てではありませんし、もっと沢山の手続きを必要とする場合もありますから、これはほんの一部です。

 

また、会費を納めている組織・団体・会などがある場合は収めた会費が返金されないこともあるようなので早めに手続をしましょう。

 

その他失効までに期限が長い手続き 

 

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こちらの手続きについては、亡くなったことで生じる遺族(家族)側が受け取れる金銭面(財産)に関してなので、納税義務が発生することもあるようです。

1:故人の所得税の準確定申告と納税(死亡後4ヶ月以内)

 ・生命保険料の領収書

 ・医療控除証明書類など

 ・損害保険控除証明書

 ・所得計算書

 

*納税に関してなので、税務署にて必要な書類を準備して手続きをしましょう。

 

*申告が不要な場合もありますので、故人に申告する所得があったかどうかを調べる必要があります。

2:国民年金死亡一時金請求書(死亡後2年)

 ・故人の年金手帳か基礎年金通知書

 ・戸籍抄本

 ・故人の住民票(除票)及び請求者の世帯全員の住民票の写し

 ・受取金融機関の通帳

 ・請求者の印鑑

 

*国民年金保険料を収めた期間や老齢年金・障害基礎年金を受けないまま死亡したときなどの条件があようなので確認することが大事ですね。

 

3:葬祭費・埋葬料の請求(申請)(葬祭の翌日から2年以内)

 ・故人の健康保険証?⇒健康保険料

 ・死亡診断書

 ・申請者の本人確認書類と印鑑

 ・葬儀執行者であることが分かる書類(葬儀の領収書、請求書など)

 ・預金通帳の写し

 

*火葬(直葬)のみの場合、保険者によって葬祭費が支給されないことがありますので確認をしたほうがいいようです。

 

*遺族が生活保護を受けている場合、葬祭扶助制度を利用できる場合があるそうです。葬祭扶助制度についてはこちら

 

4:相続税の申告(死亡後10ヶ月以内)

 

*故人の財産を相続するということは、負債も相続することになるようなので専門機関に依頼することになるのではないでしょか。



数多くある中で、代表的と思われる手続きを挙げています。

 

税に関しては特に注意しなければ、後にトラブルに繋がることもあるようです。

 

そして、それぞれの手続には死亡診断書や戸籍謄本(除籍謄本)・申請者の身分を証明する書類や印鑑などが必要になってきます。

 

特に、死亡診断書が必要な手続きは多いと思いますので、多めにコピーしておくことをおすすめします。

 

最後に

 

人が亡くなった後、やるべき手続きがこんなにあるとは思いませんでした。

 

生計をともにしている家族でさえ、本人にしか分からないこともあるので、独り暮らしをしていた故人の身辺整理は大変になると思います。

 

私の場合、離島にある元実家で独り暮らしをしていた兄なので、生活スタイルを把握できていないこともあり不安なことばかりです。

 

多分遺産はないはずですが、負債がないことを願っています。

 

今回、死亡後の手続きについて調べていて思ったことは、人が死ぬということはこんなに大変なんだと痛感したことです。

 

そして、いろんなことを知るうちに、自分が死んだ場合のことを考えてしまいました。

 

死ぬときは「誰にも迷惑をかけない死にかたをしたい」と考えていたのですが、それは無理なことも分かりました。

 

亡くなった後でも、誰かの手を借りて後始末をしてもらわなくてはなりません。

 

それを迷惑と考えるのは、少し違うのかもと思うようになりました。

 

人は自分の死後、自分のことを自分で何とかすることはできないからです。


身内はもちろん身近で関係している全ての人との繋がりがあると感じました。

人と人との繋がりは大切で、どんなにいがみ合った家族であっても、故人に対しては思いやりを持って接するようになるのではないでしょうか。

 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。