こんにちは、ツバキです。
9月も最終日となり、秋も深まってきました。
日暮れは早くなり、長い夜の始まりでもあります。
9月最後を締めくくりたいものは、先日行った公園で、夏には見ることのできなかった
トンボやバッタ、そして蝶などを紹介します。
季節の移り変わりを感じさせる昆虫たちです。
< 目次 >
トンボの仲間 ヤンマ・イトトンボ・カワトンボ
ギンヤンマ トンボ(蜻蛉)目 ヤンマ科
ギンヤンマの特徴は頭と胸部が黄緑で、腹部が黄褐色になっています。
オスは、腹部と胸部の境界部が青色になっているのですぐに分かるかと。
2枚目(下)の写真で、オスの特徴をはっきり見ることが出来ます。
湿地の水草に連結して止まり、産卵をしているところです。
上にいるのがオス、下で草に産卵しているのがメスになります。
何かの写真や動画で見るのと、実際に目にするのとでは感動が全然違いました。
成虫が見られるのは4月~11月、この日は、ギンヤンマをたくさん見ました。
アオモンイトトンボ(♀) トンボ目 イトトンボ科
胸部は青色(水色)から淡い緑色をしていて、腹部は細長く幾つもの節があります。
オスは腹部の先端(8,9節)のところが青色(水色)です。
メスには同色型と異色型の2種類あるようですが、異色型は見分け方が難しそう。
キイトトンボも見かけたのですが、写真に収める事は出来ませんでした。
ハグロトンボ(羽黒蜻蛉) トンボ目 カワトンボ科 アオハダトンボ属
綺麗な水が流れている場所にいました。
黒い羽を持つトンボは初めて見たような気がします。
何か他とは違った感覚で、惹きつけられるような感じです。
ハグロトンボの名前の由来ですが、翅が黒いからと言うのは勿論あるでしょう。
もう一説に、昔結婚した女性が歯を黒く染める習慣がありました。
歯を黒く染めることを「お歯黒」と言い、そこから付けられたと言う説もあります。
ハグロトンボの別名に、神様トンボ、極楽トンボ、仏トンボなどがあります。
由来には諸説あるようで、翅を閉じたり開いたりする姿が、人が手を合わせ神様に祈る姿に似ているということから、神様の使いとして昔から大事にされていたようです。
もう一つには、お盆にその姿をよく見ることから、「ご先祖様の魂がトンボになって帰ってきた」と言い伝えられていたからとも。
私にとってはとても珍しいトンボだったので、ちょっと興奮してしまいました。^^
何れにせよ、縁起の良いトンボのように思います。
ゆらりゆらりと蝶の様な飛び方をするので、「あれ??」って感じ・・・
バッタの仲間 オンブバッタ
オンブバッタ バッタ目 オンブバッタ科
このバッタの名前って面白いですね。
名前の由来は、交尾する時オスがメスの背中の上に乗ることから来ているそうです。
メスはオスより体が大きいので、まるで母親が子供をおんぶしているように見えます。
サイズは倍くらい違ってくるようですね。😅
画像悪くてゴメンナサイ
身近な草むらに潜んでいるので、よく目にするバッタではないでしょうか。
間近で見る顔もちょっと可愛く見えます。^^
バッタの仲間だけどイナゴ
コバネイナゴ バッタ目 イナゴ科
よく似た種にハネナガイナゴがいます。その違いは、翅の長さにあります。
お尻に先より長いのがハネナガイナゴ、逆に短いのがコバネイナゴになるようです。
何処ででも見かけるイナゴかなと思います。
卵は地中に産み付けられ、春5月に孵化し7月頃成虫になります。
イナゴのエサとなるものは、イネ科の植物を食べます。
イネを食べてしまうので農業害虫として扱われ嫌われています。
1個体の昆虫として見るには可愛いのですが、食料被害となると困りますね。💦
秋型に変化したタテハモドキ
以前にも紹介したタテハモドキです。
今回は、夏翅から秋翅に変化したタテハモドキの姿に出会うことが出来き、写真をしっかり撮ってきました。
秋になると翅を閉じた時の目玉模様がなくなり、枯れ葉模様になります。
翅を広げた時は色鮮で目立つけど、閉じると見逃してしまいますね。
夏翅のタテハモドキの記事はこちら ↓↓
おまけ写真
港の近くにある公園で、草原から出てきたので撮影
睨まれました。🙀 逃げられました。😿
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。