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【植物】散歩中に見つけたツバキ科の花 サザンカとツバキの見分け方 

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こんにちは、ツバキです。

 

公園を散歩している時、ツバキ科の花が咲いていてとても綺麗でした。

 

その時思ったんです。

 

サザンカ?椿?どっちなの?って。

 

一見して同じように見えるツバキ科の花、どうやって見分けるのか、そして種類に

ついて知りたくなったので検索してみました。

 

個人的に「ツバキ」を名乗っていますが、詳しくないです。^^;

 

今回は、調べたことを簡単に短くして記事にしました。

   < 目次 >

 

 

ツバキの特徴と種類

 

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2020年4月4日撮影  ツバキ科ツバキ属(カメリア属)

 

私の実家(今は無い実家)にも、古くから親しまれている椿の木がありました。

 

 小さい頃から見慣れたツバキは上の画像のものです。

 

 一般的な椿は日本原種の常緑樹、ヤブツバキ(ヤマツバキ)になります。

 

ツバキ科ツバキ属の常緑樹、光沢のある濃い緑色の厚みのある葉を持っていて葉の縁は浅いギザギザになっているのが特徴。

 

花はラッパ状に咲き、散る時は首元からポトリと落ちます。

 

ツバキの種からは油(オイル)が採れるため、昔から食用、整髪、灯油などとして利用されています。(現在でも椿オイルとして様々な場面で利用されている)

 

因みに名前の由来ついては諸説ある中、いずれも椿の葉に注目されていたようです。

 

椿の葉は艶があるため、艷やかな葉「艶葉木(つやばき)」から「ツバキ」となった説があります。

 

他には、強い葉の木「ツヨハキ」厚みのある葉の木「アツギハ」など。

 

椿の種類を大きく分けると、椿、寒椿、夏椿の3種類で、開花時期や花の形、散り方など異なるものがあります。

 

この3種類の中にも更に種類がありますが、今回は割愛します。

 

1:椿の開花時期は2月~4月ごろが見頃で、赤や白の他に、ピンク、黄色の単体のものから、班入りや絞り、覆輪などがあるようです。

花の形のも、一重咲や八重咲など約1000種類、世界では6000種類くらいの花形があると言われているそうです。

 

2:寒椿開花時期は10月~2月頃、寒さを感じる時期の11月~12月にかけてが特に見頃のようですね。

華やかで大きな花を咲かせますが、寒さに強いため厳しい日陰でも鮮やかに咲いている。

寒椿は山茶花と交雑して作られた品種が主で、山茶花とよく似ているため見分けが難しいとか。

サザンカとの交雑のため、花びらの散り方は一枚一枚バラバラに散っていきます。

 

3:夏椿の開花時期は6月~7月の梅雨の時期、夏至を過ぎたあたりが見頃だそうです。

夏椿の花は咲いたその日のうちに落ちるのが特徴、乾燥には弱く水が切れると葉先から枯れていく。

夏椿とはいえ、期間も短く暑さにも弱いので、翌日には見られないと言うこともあるんですね。

 

サザンカ(山茶花)の特徴や種類

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サザンカ(山茶花)ツバキ科ツバキ属

 

サザンカはツバキ科の常緑樹、山口県以南の各地に自生する日本固有種の花木、山林などで野生の自生種を見ることができるようです。

 

別名、オキナワサザンカとも呼ばれています。

 

原種のサザンカの花色は白または薄いピンクで、一重咲きです。

 

5~7枚ある花びらは、先端が少し凹んでいて、雌しべの先端は三つに裂けています。

 

花弁は分離するかのように、ほぼ全開の状態で開いています。

 

サザンカの葉はツバキに比べ小さく、葉の縁のギザギザは深めです。

 

花の開花期10~12月で、花色はピンクや白、赤様々です。

 

花びらは一枚ずつバラバラに散るのが特徴。

 

サザンカの種類は約1000種ほどあり、サザンカ群、カンツバキ群、ハルサザンカ群などに分類され、サザンカ群以外は椿との交雑種と言われています。

 

名前の由来については、間違って伝えられたようです。

 

中国名が「山茶花(さんさか)」、これが逆になり「茶山花(ささんか)」となって、それが訛って「サザンカ」と言われるようになったとか。

 

利用している公園でも原種のサザンカを見ることはできるのですが、花を沢山咲かせているところを見たことがないです。

 

訪れるタイミングが悪いのでしょうか。

 

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サザンカ(品種?)

 

蕾がたくさんあるところを見ると、もう少し後のほうがもっと楽しめたかも知れませんね。

 

これでも十分咲き誇っていたし、美しいと思ったほど目を奪われたので品種はわかりませんが、楽しめました。

 

後に再度見に行ってみましたけど、あのときの光景はそこにはなく、花弁がバラバラと散っていました。

 

それを見てサザンカに間違いないのでは、と思ってのです。

 

ツバキ(椿)とサザンカ(山茶花)の違い

 

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ツバキとサザンカは良く似ていて、じっくり観察しても分からないことってありますよね。

 

どこを注意して見分けたら良いのでしょう?

 

ポイントは3つあるようですよ。

 

1:開花期

2:葉の特徴

3:花の咲き方と散り方

 

2つの花は、寒い冬の季節の華を彩る冬の花の代表だと思います。

 

・開花期について

 

秋に咲き始めるのがサザンカ、冬になって咲き始めるのがツバキという特徴がありんす。

 

サザンカは10月頃から花を咲かせ、ツバキは12月~4月頃開花します。

 

また、サザンカはツバキとの交雑種もあるため、種類によっては長く楽しめる花もあるようです。

 

・葉の特徴について

サザンカとツバキの違いには、葉にもポイントがあります。

ツバキの葉はサザンカより少し大きめで、葉の縁が浅いギザギザになている。

葉の裏の葉脈に細かい毛が生えているものがサザンカになります。

しかしながら、ツバキにも品種改良されたものがあるため、わずかながら毛の生えたものもあるそうです。

ですが、この部分は近くに寄ってみないと分かりにくいですね。

 

・花の咲き方と散り方について

遠くからでも分かりやすいのは、花の咲き方と散り方でそれぞれ特徴があります。

一番見分けやすい特徴として、サザンカの花の咲き方は平開して咲くのに対し、ツバキの花はカップ状のことが多いということです。

もう一つの特徴として、花の散り方にあります。

山茶花の花は、花びらがバラバラになって散っていきますが、ツバキの花は、花の首元からポトリと落ちます。

咲いている足元の地面に、どんな散り方をして落ちているかを見ると判断できるはずです。

 

椿も山茶花も時期的には見栄えのある花なので、観賞用として人気があるようです。

 

昔から言われてきた詞に、「椿の花は首から落ちるため縁起が悪い」とされていました。

 

家内に持ち込むのは嫌われてきたようですが、今はそんなことなくて鑑賞するためによく利用されているようです。

 

終わりに

簡単にまとめてみましたが、椿と山茶花の違いについてご理解できたでしょうか。

 

冬の花を代表する花だと思うのですけど、「ツバキだったかサザンカだったかモヤモヤする」と思ったら、3つの違いを見つけてください。

 

品種も多いので、違っている場合もありますが、原種の場合は判断しやすいと思います。

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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